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- 編集人浅田厚美 発行人 松村信人
- 発行所 「別冊關學文藝」事務局(澪標 内)
- 表紙(石阪春生) カット(柴田 健)
創作
天皇の浜焼き鯛ー尾道少年の戦後絵日記からー
(森岡久元)
武士に二言なし(私の見合い結婚)前篇(美馬 翔)
我が人生に悔いはなし (多冶川二郎)
幻 (山添孤鹿)
蚊柱 (中嶋康雄)
光る自動販売機の夜のこと (中嶋康雄)
果糖 (中嶋康雄)
海 (松村信人)
「文学逍遥 伊奈文庫」再録(抄)(第11回)(伊奈遊子(ゆうし))
さゝやかな放送ウラばなし(続) (和田浩明)
エッセイ
落ちても偶像 (塩谷成子)
編集後記 浅田厚美 松村信人
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下記の添付ファイルは、
ブログ『柳葉魚庵だより』より。
『別冊關學文藝』第五十一号について紹介していただきました。
別冊關學文藝は、關學文藝部OBを中心とした同人誌。198
年記念特別号』がOBにより発行され、これを契機として『別
取る前に本屋で出会った時からをブログに取り上げておられます。
そして又吉直樹の「火花」を久々に登場した無頼派文学の小説と
言っています。次作でどんな無頼の世界を描くのか、私も楽しみ
です。
また、伊奈さんは25年前に、新神戸オリエンタルホテルで蜷
川幸雄演出の「近代能楽集」の中、「卒塔婆小町」と「邯鄲」を
観劇されているとかで、学生時代から、広告代理店勤務時代、現
在に至るまで、太極拳だけでなく、文学に対する情熱も持ち続け
られたようですね。
第51号には、名村峻氏の小説「ロング・ウェイ・ホーム」も
掲載されています。高校時代の同級生の女性から「突然のことで
申し訳ありません。ご連絡をいただきたいのが・・」とだけ書か
れたハガキが届くところから、物語は始まります。ハガキに呼び
寄せられたかのように、突然帰省し、小京都と言われる裏日本の
その市に今も住む同級生と会うことになった主人公。それは遠い
昔の高校時代への思い出の旅でもあったのです・・。百人一首か
るた取りの世界が展開され、名村峻氏の上質な、抑制のきいた大
人の色気の世界を感じました。
「落ちても偶像」「我が人生に悔いなし」「ささやかな放送ウラ
ばなし」「武士に二言なし」「要望書」・・等々、面白く読ませ
ていただきました。