2009年11月15日日曜日
別冊 關學文藝 第三十九号
2009年平成21年11月15日発行
編集人 多治川二郎 発行人 和田浩明
制作 ( 株)澪標
発行所 「別冊関学文芸」事務局
表紙 石阪春生 カット 柴田 健
創作
シミュラクラ・クラリス(浅田厚美)
「甘樫丘から」の内 神奈備 (山口 毅)
ふるさとの海 (和田浩明)
ストローハットの夏 ( 森岡久元)
創作(再録)
白い犬がいる(西島 昇)
中之島三丁目(東 秀三)
箴言集
ことばの花束 激流の河を渡れ!!(多治川二郎)
詩
湿舌(海部洋三)
カメラマン(松村信人)
エッセイ
エンドウの莢(塩谷成子)
片付け上戸( 竹内のぞみ)
編集後記 多治川二郎
2009年9月5日土曜日
別冊關學文藝 第三十八号
2009年平成21年5月10日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
神楽坂百草会(森岡久元)
野球に恋して(和田浩明)
口金付きの財布(浅田厚美)
蒼く独りの海(九)(井坂栄美)
我が道を往く(後編)( 多治川二郎)
エッセイ
パソコンとケータイ( 塩谷成子)
「気」になる話 ( 竹内のぞみ)
詩
三月の歌(海部洋三)
春日抄( 松尾繁晴)
たった一人の追悼会(松村信人)
連作
「甘樫丘から」の内、さすらい(山口 毅)
追悼
追悼 中尾党士さんを偲ぶ (松尾繁晴)
作品再録 そこは暗い街路だった(中尾党士)
近況報告(中尾党士)
OB会通信
七十路の奇禍 (梶垣洋典)
編集後記 和田浩明
OB会便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第三十七号
別冊關學文藝第三十六号
2008年平成20年5月10日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
流された日々(和田浩明)
古希の峠で(塩谷成子)
九十五歳のエメラルド(竹内のぞみ)
青空の嘘( 浅田厚美)
蒼く独りの海(七)( 井坂栄美
栃錦が飛んだ、あの九月 ( 森岡久元)
評論
我が読書論(多治川二郎)
追悼 浜畑幸雄さん
訃報・略年譜・発表作品一覧
浜畑幸雄氏追悼(金田龍之介)
含羞の人( 和田浩明)
作品再録 悲運のテニス人生(浜畑幸雄)
エッセイ
四万十川物語(二)(今城義春)
詩
祈り(松村信人)
花めぐり( 松尾繁晴)
OB会通信
今は太極拳と万葉集(伊奈忠彦)
古寺ふたり歩き( 梶垣洋典)
近況 ( 水田由美)
今年の私は天中殺?( 富田きみ子)
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第三十五号
2007年平成19年11月10日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
奥の池のギンヤンマ( 森岡久元)
ヤクザと刑事デカたち(和田浩明)
蒼く独りの海(六)( 井坂栄美)
椿ノ国往還記(浅田厚美)
エッセイ
ペーパー牧師(竹内のぞみ)
テニス・夏の夜噺(塩谷成子)
四万十川物語(今城義春)
詩
夏の終り( 松尾繁晴)
手形(松村信人)
OB会通信
井上靖記念館・渡辺淳一文学館を訪ねる(多治川二郎)
明日香の里にて(山口 毅)
歌仙「是非如何」の巻のこと(海部洋三)
消え去るまま、です(浜畑幸雄)
おシゲさんと私(川村文英)
休まらない夏の日々( 富田きみ子)
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第三十四号
別冊關學文藝 第三十三号
別冊關學文藝 第三十二号
2006年平成18年5月10日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
ペリット(森岡久元)
箍(たが)( 塩谷成子)
老ITマンのシール貼り( 福谷重俊)
続・仮の名前(和田浩明)
蒼く独りの海(三)( 井坂栄海)
貝の森(浅田厚美)
追悼 西島 昇君
弔辞 (海部洋三)
略歴・作品一覧
西島 昇君と私 ( 多治川二郎)
西島 昇君と私 ( 多治川二郎)
畏友、西島昇君を悼む(和田浩明)
西島昇さんの思い出(小田康徳)
西島さんとの出会い( 吉岡 武)
父・西島昇と私(西島 歩)
遺作抄録
男たちの挽歌(西島 昇)
要約解説 (黒田 宏)
エッセイ
連作「甘樫丘から」の内、万葉歌碑(山口 毅)
OB会通信
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第三十号
2005年平成17年4月30日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
テディ・ベア(浅田厚美)
しっぺ返し(和田浩明)
79歳んんむ(浜畑幸雄)
蒼く独りの海(一)( 井坂栄美)
おとづれ(三)( 竹内のぞみ)
わがプロローグ(江竜喜信)
尾道幻想ー時のひずみ・尾道ラーメン( 森岡久元)
別冊關學文藝三十号に寄せて
私にとっての「別冊關學文藝」の十五年(井上満寿夫)
気品とエネルギーと(大塚 滋)
すべて端正(島 京子)
すべて端正(島 京子)
流れは絶えず、ひたむきに(刀禰喜美子)
まだまだ続けて下さい(堀田珠子)
「継続は体力なり」おめでとうございます(三島佑一)
「継続は体力なり」おめでとうございます(三島佑一)
『富士正晴全国同人雑誌賞』授賞式 黒田 宏
エッセイ
『別冊關學文藝』への思い(山田武雄)
戦後の還暦( 塩谷成子)
ノンフィクション
豊国廟の記(西島 昇)
詩
崖の上のテラスにて(海部洋三)
お気に召すまま(海部洋三)
猫 ( 松村信人)
早春譜(松尾繁晴)
別冊關學文藝バックナンバー一覧
付ー顧問・同人・会員の著作目録
OB会通信
七沢温泉(川村文英) 近況報告(中尾党士)
近況報告(松田剛則) 再度、甘樫丘から(山口 毅)
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第三十一号
2005年平成17年11月10日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
コンゴからのエアメール(森岡久元)
仮の名前(和田浩明)
79歳んんむ続き( 浜畑幸雄)
何のために走るか( 福谷重俊)
おとずれ(完)( 竹内のぞみ)
蒼く独りの海(二)(井坂栄美)
秋輔の客(浅田厚美)
エッセイ
はてなの大阪城(塩谷成子)
病むな・老いるな・呆けるな(梶垣洋典)
六十年前のこと( くろだ・ひろし)
連作「甘樫丘から」の内、竹の家(山口 毅)
詩
夏の記憶( 松尾繁晴)
ある男( 松村信人)
マウスの故障(海部洋三)
文芸部の現況
関西学院大学文化総部文芸部渉外担当(行田衣里)
補足 西島 昇君の急逝と合本贈呈( 和田浩明)
OB会通信
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第二十九号
別冊關學文藝 第二十八号
別冊關學文藝 第二十七号
2003年平成15年11月1日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
チェリーメール(浅田厚美)
おじいちゃんの人生(和田浩明)
花鳥風月愛でながら(三)(くろだ・ひろし)
五十歳のラブレター( 竹内のぞみ)
77歳あわわ腎臓病( 浜畑幸雄)
続 片隅の季節(森岡久元)
追悼記
追悼 浅田 茂さん(浜畑幸雄)
詩
往きつ還りつ、(松村信人)
紀行
アドリア海の旅に思う(五)(井坂栄美)
OB会通信
井坂栄美「アメリカの老人たち」
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
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2003年(平成15年)
11月11日(火曜日)
日本経済新聞(夕刊)
『別冊關學文藝』記事
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=====熟年を豊かに======
====同人誌作り 青春に帰る====
====関学大 文芸部OB======
====1回の予定が定期刊行に====
==主題は変わらず 変わる表現方法==
・関西学院大学文芸部の熟年OBたちが年二回の刊行を続ける同人誌
「別冊関学文芸」。大半が六十歳を超えたかつての文学青年たちが詩
や散文、小説などに取り組んでいる。卒業後、いったんは遠ざかって
いた創作活動に再び意欲を燃やし、青春時代から抱くテーマや疑問へ
の答えを模索し続ける。
・
「正直言って驚きましたよ。執筆の話題などが出ても、まだそんな
青臭いことを、と笑い飛ばして終わりだと思っていましたから」。山
口毅さん(67)は一九八八年秋の同窓会を振り返る。翌年に控えた
関学創立百周年を記念し、OBたちによる「関学文芸特別号」の発刊
が誰からともなく話題に上ると「酒席での感情の高ぶりもあって」
(編集長の黒田宏さん=69)あっという間に決まってしまったのだ。
・
当初は一回きりの予定だった。しかし、関学内外の関係者に好評を
博したうえ「青春の熾火(おきび)がめらめらと燃え上がり」(黒田
さん)、九十年から定期的に刊行する運びとなった。現役文芸部員に
よる「関学文芸」と区別するため、同人誌は「別冊関学文芸」と命
名。これまでに二十七冊を出版した。
・
主な執筆者であると同時に編集やOB会の運営も担う「同人」は、
仕事で一線を退いた六十五~七十歳のOB約二十人が中心。「会員
」と呼ばれる四十代以下のOB約十人も投稿できる。春と秋の刊行
時期に合わせて編集長の黒田さんに送られてくる作品は、山口さん
らを加えた五人で開く編集会議で討議。必要に応じて手を加え掲載
の順序を決めて出版に至る。刷り上がった六百冊は内輪のほか、新
聞社や雑誌社、公営の図書館などに贈呈。出版にかかる費用はOB
たち自身が負担する。
・
「卒業から四十年以上たったが、作品を読んでみると、各人が持
つ根本的なテーマや問題意識は大学時代からほとんど変わっていな
い」。西島昇さん(67)は仲間の作品の感想をこう語る。例えば
中学生時代に母親を亡くした山口さんには、母親と息子の関係を描
いた作品が多い。文学賞の受賞歴もある和田浩明さん(67)が書
く小説の源流をなしているのは、自らの戦争体験だ。
「結局、個人にとって人生のテーマというのは二十代ごろに形成
されるのではないか。その後の人生というのは、そうしたテーマや
疑問を見つける時間なのかもしれません」。自ら詩を創作する海部
洋三さん(67)も同調する。
・
反対に、表現方法や執筆への姿勢は歳月とともに変わった。顕著な
のは「観念的、抽象的になりがちだった若い時の作品と一転して、具
体例や体験に基づいた書き方が増えたこと」(黒田さん)。学生時代
に欠けていた実体験が年齢とともに重ねられたのはいうまでもない。
「世間に認められて物書きになってやろう」という肩の力が抜け、
「観念論、抽象論が醸し出す雰囲気へのあこがれ」もなくなったのだ。
・
関西に限っても数多い文芸同人誌だが、同じ大学のOBたちだけで
刊行を続けている例は全国でも珍しい。青春を共にした仲間たちと同
人誌を作るだいご味について、メンバーたちは「共通体験を持つ者だ
けが分かり合える、言外に込められた意味を感じられること」と口を
そろえる。
・
物書きを夢見ていた文学青年たちのほとんどは卒業後、文章の執筆
や編集とは無関係な仕事に就き、それぞれの道を歩んだ。青春時代を
知らなければ何げなく読み過ごしてしまう言葉の裏に共通する体験を
想起して思い出に浸ったり、郷愁を覚えたりできることは熟年を迎え
た彼らにとって大きな楽しみだ。
・
卒業から半世紀近くたった今も、亡くなった数人を除いては、一人
も離れずに交流を続けている。フランスの詩人ポール・エリュアール
によれば、「年を取る」ことは「おのが青春を歳月の中で組織するこ
と」。関学文芸部OBたちにとって、書くという行為は自らの青春を
「組織する」ための手段なのだろう。 (大阪経済部 吉野浩一郎)
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別冊關學文藝 第二十六号
別冊關學文藝 第二十五号
別冊關學文藝 第二十四号
別冊關學文藝 第二十三号
2001年平成13年10月23日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
つぎはぎながらタフな町(くろだ・ひろし)
花堤トールペイント教室(浅田厚美)
75歳もごもご続き( 浜畑幸雄)
楽しみ多きに過ぎたる人
荷風日記にみる大田南畝 (森岡久元)
母子幻影( 和田浩明)
エッセイ
夏の終り(山口 毅)
IT講習会( 富田きみ子)
高野山モード (竹内のぞみ)
詩
晩夏(松尾繁晴)
黙筆(松村信人)
紀行
アドリア海の旅に思う( 井坂栄美)
OB会通信
編集後記 和田浩明・黒田 宏
第二十三号事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第二十二号
別冊關學文藝 第二十一号
別冊關學文藝 第二十号
2000年平成12年4月30日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
特別寄稿
「関学美」三題 関西学院大学学長 (今田 寛)
「別冊関学文芸」二十号記念発刊を祝って
関西学院同窓会会長(木村正春)
関西学院同窓会会長(木村正春)
特集 「わが青春の文藝部」
神話 関学文芸(昭和21年 大谷晃一)
若い人はなぁ( 昭和23年 浜畑幸雄)
松本節(たかし)君のこと(昭和26年 石阪春生)
あの頃 ( 昭和29年 林 正延)
松本と彩さん ( 昭和30年 新井良忠)
その頃 ( 昭和32年 海部洋三)
大成功した文芸講演会 (昭和32年 飯塚修造)
ポプラと遠い年代記 (昭和33年 西島 昇)
わが青春の上ヶ原ー文学的閲歴(昭和35年 松尾繁晴)
飛んできた「お言葉」(昭和35年 塩谷成子)
俺って昔小説を書いていたんだ(昭和37年 梶垣洋典)
文芸部での思い出 (昭和37年 井坂栄美)
野尻湖 ( 昭和41年 富田みき子)
異端を許した自由な部屋 (昭和42年 冨田明宏)
混沌を突き抜けた私たち (昭和57年 浜岡 博)
一面の雑草 ( 昭和61年 浅田厚美)
かい人21面相のタイプライター(昭和61年 わだよりこ)
OB会同人誌についての思い出 ( 平成3年 佐藤信一)
扉の向こう側 ( 平成6年 大阪夏美)
モラトリアム
(2000年卒業生 阿河香穂里・中村真由子・ 富岡伸佳・ 安川郁)
多様化の時代(文芸部部長三回生 楠本眞也)
文芸部の動向をめぐって(文学部教授・文芸部顧問 玉置邦雄)
創作
姉たちのまぼろし(森岡久元)
夏翳り(井坂栄美)
銀のビオラ( 浅田厚美)
路地裏の詩(うた)(竹内のぞみ)
74歳ぶてくさ( 浜畑幸雄)
連載
夜離れ(三)( 和田浩明)
詩
風化途上( 海部洋三)
『別冊關学文藝』二〇号までの軌跡
埋み火のごとし(和田浩明)
初代編集長として( 多治川二郎)
後記追蹤(山口 毅)
あいつぐ追悼記(松村信人)
21世紀に期待をこめて(黒田 宏)
『別冊關學文藝』バックナンバー一覧
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
別冊關學文藝 第十九号
別冊關學文藝撰集(兵庫県地下文脈大系)
1999年平成11年八月 (風来舎)発行
※この選集は、兵庫県内で活躍する同人雑誌をとりあげ、
主な作品を紹介するという黒住 格氏(風来舎)の企画に
よるもので、本誌は、VIKING(1)(2)、AMAZON、
七曜に続いてとりあげられたものである。
七曜に続いてとりあげられたものである。
ー「別冊関学文藝第三十号」”バックナンバー一覧”ー
より引用ー
★ ★ ★ ★ ★
大谷晃一篇「上ヶ原」
東 秀三篇 「ジャズストリ-ト」
多治川二郎篇 「孤高の人」
渡辺益國篇「離別」
西島 昇篇 「白い犬がいる」
浅田厚美篇 「ヒメジョン通信」
松村信人篇 「黄昏れて」
わだよりこ篇
「画会のはなしー聞き書き・近代大阪の日本画家のくらし」
浜畑幸雄篇「蘭室浅川於柳之墓」
山口 毅篇「ふたかみやま変相」「恐山」
くろだ・ひろし篇「還流が見えた」
和田浩明篇「くらやみのなかで」
「解題」 黒田 宏
別冊關學文藝 第十八号
別冊關學文藝 第十七号
別冊關學文藝 第十六号
1998年平成10年4月30日発行
表紙・石阪春生 カット・柴田 健
創作
心ならずも(くろだ・ひろし)
きじ鍋( 山口 毅)
水と光の祝祭(竹内のぞみ)
略伝「市川雷蔵」(浜畑幸雄)
クレヨンの家( 和田浩明)
橘物語(一)ー佳子のガト・オ・フレーズ (浅田厚美)
長崎の大田南畝(Ⅱ)-春から初夏へ( 森岡久元)
追悼 柄欽一郎氏 和田浩明・松尾繁晴
柄欽一郎歌集「春泥抄」より
同人誌のゆくえー特別寄稿ー
『同人雑誌』( 杉山平一)
エッセイ
初心に乾杯!!( 塩谷成子)
「みちもり」の母( 川村文英)
連作
連作の内 上町台地ー真田山陸軍基地
「男たちの挽歌」(西島 昇)
詩
時の波ー二月の雨(松村信人)
犬にいる風景( 宮崎吉生)
編集後記 和田浩明・黒田 宏
OB会事務局便り 松尾繁晴
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