『別冊 關學文藝』

関西学院創立百周年(1989年平成元年)に、關學文藝部OBにより『關學文藝 100周年記念特別号』が発行されました。これを契機として、翌年『別冊 關學文藝』が誕生。以後年2回の発行を続け、関学文藝部OB以外の同人・会員も加わり現在62号を発行。 発行者=伊奈忠彦(同人代表)  

2021年7月7日水曜日

石たちの棲む風景ー物語に出会う旅         別冊關學文藝 同人 落山泰彦 最新刊


  発行所: 澪標 みおつくし (発行者 松村信人)

  発行日: 2021年 令和3年 6月16日


 
 今回のこの本でもう八冊になるのは、ここまで熱中で
きたとは、当初は本人もまるで思っていなかったろう。そ
れにしても文字表現の世界は面白い。こうして過ぎ去りゆ
く日々にあって、折々思いつめた思念の数々が、そのまん
まで残されていくのだから。いつか肉体は一過性のうちに
あってかならず最後を迎えるが、刻み込まれた文字は残
る。千年前の「源氏物語」の紫式部が書きつけたまんまの
かたちで、今、私たちが読めるように。  (倉橋健一)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2021年7月1日木曜日

2021年令和3年6月25日(金)朝刊「神戸新聞同人誌評」でとりあげられました。

添付記事はクリックすると少し大きく見えます

『別冊關學文藝』第62号。浅田厚美「天女の夏」。農村地帯の村長の孫である高校生のわたしは、今年の祭りで天女役に選ばれたが、おとなしい性格な上、地味な顔立ちで気乗りしない。村から1時間かけて通う高校には数学教諭の川村が赴任し、「1+1=2にはならない世界がある」と話す。無限の可能性を秘めた数学の世界と、自分の暮らす閉鎖的な環境を比べ、何かをつかめそうでつかめないもどかしさ、揺れ動く高校生の心理をみずみずしく書いた秀作。   (葉山ほずみ・作家)

なお同人誌評には同人誌『文の鳥』掲載の「弟切草(おとぎりそう)」についても触れられていますが、作者の河内隆雨(こうちりゅうう)氏は、長年『別冊關學文藝』の購読会員にもなっていただいています。引用して紹介させていただきます。

河内隆雨の「弟切草」は、祖谷でケガをした大平が平家の隠れ里で過ごした20日間を描く。現代の浦島太郎のような歴史ファンタジー。設定が面白いミステリーとしても引き込まれた。(葉山ほずみ・作家)

 ※  河内隆雨氏は、同人誌『あべの文学』に発表された小説「隣人」で、2018年、第12回全国同人雑誌優秀賞を受賞された作家です。

 ※  また「神戸新聞同人誌評」執筆の葉山ほずみ氏は、同人誌『八月の群れ』68号に掲載された小説「夜を漕ぐ」で2020年第14回神戸エルマール文学賞を受賞された作家です。

 

 

 

 


2021年5月14日金曜日

別冊關學文藝 第六十二号

発行:  2021年令和3年 5月1日

       印刷所:銀河書籍 (有) ニシダ印刷製本

      表紙画:吉田純一   カット: 吉田純一 ・ 柴田 健

 

 (創作)

天女の夏                 浅田厚美
銀色の遠景 紗依             一藁英一
流れ星はつかめない            麻風 舞
吉田松陰の福堂策から新自由刑をめぐる考察  松村暢

新・街談録  その四             森岡久元

 

(詩)

大仏池寂寥           山添孤鹿

たね / 泥屋 / 月     中嶋康雄

遍路道             森 清

 

 (エッセイ)

新型襲来   美馬翔

もうひとりの家族    桂 未希

「山高登」装幀本の蒐集のこと   吉田純一

山寺便り ー見えない世界 ・ 地蔵尊ー      岡村文夫

「業」       塩谷成子

 

(文学通信たまづさ)

「ととば」の種      吉田稲子

英語超訳(遊訳) K im i g a y o     松本道弘

(紀行)

トルコをゆく        落山泰彦

 

 (ブログ)

「文学逍遥 伊奈文庫」再録(抄)第22回

                伊奈遊子(ゆうし) 

 

(文芸トピックス)

 

(編集後記)   浅田厚美  伊奈遊子

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