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2012年平成24年5月10日発行
編集人 浅田厚美 発行人 松村信人
発行所 「別冊關學文藝」事務局(澪標 内)
表紙(石阪春生) カット(柴田 健)
創作
火の女(多冶川二郎)
十字架とパール(竹内のぞみ)
秦准遊廓細見ー旧院の妓(その二)( 森岡久元)
書評
思考する読書(VOL.4)(今西富幸)
俳句
足の爪(川村文英)
下記の添付ファイルは、ブログ『柳葉魚庵だより』より。
44号というと、年2回発行とのことですので、もう22年続いているということになります。伊奈さんは5年前から会員になり、今は同人とのことです。もと関西学院大学の文芸部におられた方々が中心の同人誌ということですが、ほんとに長く続けられていて、素晴らしいです。
今回の第四十四号の内容は5編の小説の他、詩、俳句、エッセー、 書評など。伊奈さんはご自身のブログ「文学逍遥 伊奈文庫」からの抜粋で、さまざまな本の読後感を寄せられています。その読書範囲は、大変幅広く、今回は、詩集を中心に、詩集「眼の海ーわたしの死者たちに」(辺見庸)、小熊秀雄詩集、小熊秀雄童話集、鮎川信夫詩集、定本 谷川雁詩集、長編詩 炎える母(宗左近)、沖縄戦後詩史(大城貞俊)、群青 わが黙示(辻井喬)など、その読書量にまず驚かされます。
伊奈さんは万葉集に大変造詣が深く、万葉集講座も担当されているということですが、詩の方も大変お詳しいのではと思います。
また、今回、私ももと勤めていた会社の大先輩が詩集を出されていたことを初めて知り(詩集 誄辞 しのびごと 池田理)感慨ひとしおでした。