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(発行所=澪標みおつくし)
2010年平成22年9月発行
著者は『別冊關學文藝』『姫路文学』
『酩酊船』同人
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【 収録作品 初出誌 】
ストローハットの夏 『別冊關學文藝』第三十九号
ペリット 『別冊關學文藝』第三十二号
十八歳の旅日記 『別冊關學文藝』第四十号集
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2010年10月2日(土)
山陽日日新聞に本書が取り上げられ
紹介されました。
森岡久元さん 頼山陽の「叫び」現代に
尾道物語・姉妹編小説『十八歳の旅日記』上梓
「十八歳の旅日記」は、尾道にもゆかりの儒学者で詩
人 の頼山陽(頼久太郎)が書き残している絵日記「東遊
1940年生まれの森岡さんは、母親の古里尾道に
4歳の時から暮らし、久保と土堂小学校、長江中、
尾道商業高校に学んだ。学当時、活発だった文芸部
の同人誌に小説を書たのが始まり。関西学院大学に
進学し、同人誌「姫路文学」に参画、本格的に創作
をスタートさせたが、卒業と同時に就職、その後、
会社を興して経営者になったことから、長年筆を休
んでいた。
された ことを切っ掛けに書くことへの情熱が再び
湧き上がり、コ ンピュータ関連部品の販売会社の
トップを務めながら同人 誌などへの執筆を続けて
いる。今回収載した3篇も同人誌 「別冊關學文藝」
に初出誌した作品。
尾道での少年から青年期の体験、思い出をもとに描
戸ナビール文学賞を受賞、その後も『ビリヤードわく
わく亭』『尾道物語・純情篇』『サンカンペンの壷』
『尾道物語・幻想篇』『恋ヶ窪』と毎年1、2冊ずつ
コンスタントに世に送り出している。
後書きで「現代の少年たちと同様に、二百年前の頼
のではないかと。その隠された真実を推理しつつ、わ
たしの故郷である尾道をめぐる、現代の物語として書
きました」と森岡さん。電話での取材には、「会社の
仕事からも離れ、やっと自分の時間が持てるようにな
ったので、これからもっと精力的に書いていきたい」
と話していた。 定価本体は1600円、啓文社各店に
も平積みされている。